2014/10/31

日本酒石けん、汗をかく

冬にしっとり心地よいという話を聞く、日本酒をいれた石けん。
長野の地酒を使って作ってみよう!と作成しました。

私の住んでいるアパートメントはプロパンガス。
都市ガスと値段が全然違うわけです。。(べらぼうに高い)

ので、火にかけるのではなくレンジでチン作戦を決行。

長野の地酒で、限定醸造の日本酒(旦那が飲んでいるもの)を300cc拝借。。
750mlとかの瓶なのかな?(確かめてない)
飲みかけだったので、ほぼ無くなり焦る。。。
(日本酒等のアルコールは、アルコールの成分を飛ばすと半分以下になる、
との事なので多めに必要。)

で、耐熱ガラスの計量カップ(firekingのもの)に入れて
ちょこちょこレンジで温める。

500wで2分、を何度か繰り返すと日本酒のにおいが部屋中に広がってきます。
、、結構くさいなw


で、アルコール成分はアルカリと反応して、苛性ソーダと混ぜた時に
沸騰状態になるというので、計20分くらいはレンジでチンしました。

いっぺんにやると熱くなりすぎてガラスにもよくないし、、と
熱くなった日本酒がぬる燗になってきたら再度温め、ってかんじで。

で、、、

気付いたらなんと100ccにまで減っていました。
こ、これじゃあ足りない!とそこで温めを中止し、あら熱を取ってから冷蔵庫へ。

一晩冷やすところを、3日ほど冷やしてしまいました。
(放置していたとも言う)

冷凍庫でシャリシャリの状態にしてもいいみたいですね。
牛乳とか卵のときみたいに。

で、もろもろの油脂を計り、苛性ソーダを計算し、いざぐるぐる開始!!
(日本酒は結局、精製水を足して使いました)






苛性ソーダと日本酒エキスを混ぜたら黄色くなりました。
で、混ぜて溶かしていくと、、、
オレンジ?赤くなりました。

苛性ソーダ水から出る蒸気でカップがくもっていますね。






ちなみに一応、このカップを大きなボウルにいれて沸騰してこぼれても大丈夫なように
対策していたのですが、3分の1に減るほどにアルコールを飛ばしていたので
ぜーーんぜん大丈夫でした。ほっ。

なので、急激なトレース、も出ず。。
いつものミリスチン、ステアリンの急激トレースに比べたらのんびりトレースでした。。
(そりゃそうか)

でも、だいたい20分で型入れ出来るくらいのトレースでした。

今回は、ウルトラバイオレットを使用してゆるツートンに色づけしました。
アポロチョコのようなかわいいピンク色に出来ました。
乳鉢持っていないので、つぶつぶ感は残っていますが、、、
これもまたかわいい。
つぶつぶと言えば、けしの実入れてもかわいいですよね。
なんでこのつぶつぶ感がかわいいんだろう。。


で、ようやく表題の件です。。







型出しできるかなーと保温していた石けんを出してみたらば、、、

どひー!
茶色い汗がびっしり!!

もう、この汗のおかげで(?)型を持った瞬間すっぽり抜けてしまいました。
こんな汗かかせた事ない&すっぽり抜けた事ない、で驚き、、、






とりあえず拭いてみる。。
茶色い。。。






ちょっとわかりにくいのですが、サイド部分は汗の茶色がついてしまっています。。
トップのピンクと、サイド部分の色が違ってしまっています。。。


この、石けんが汗をかく現象は保温時、熱が高くなりすぎるとなるようです。
もう松本はすっかり寒くて、朝晩はかなり冷えるのでしっかり保温したのですが
(バスタオルで巻いて、発砲スチロールに入れた)
この石けんを仕込んだ日の夜、ちょっと暖かかったんですよね。。。
うかつだった。。

ちなみにちなみに、アルコールを入れた石けんは熱が上がりやすい傾向にある、
とのことで、、、、

うううん、、

次回にいかそう!!

と、リベンジを誓ったのでした、、

とりあえず汗をふいてあげて、新聞にくるみました。
カットは明日出来るといいな。。